アートアンドセレクションの末廣ことスエちゃんです。
現在、3歳と5歳の男の子を絶賛子育て中です。
実は、長男が誕生した時に、ちょっとした事件がありました。
忘れもしません、9月20日の21時頃です。勤務先で病院から電話が入りました。
「もしもし、末廣さんですね。手術するにあたって同意・・・」
すぐに車に飛び乗り病院へ。看護婦さんの説明によると、もうすぐ赤ちゃんに会えますので、しばらくお待ちくださいとの事。
それからどれくらいたったでしょうか。暗い病院の廊下で、緑の非常灯の明かりだけが光っていました。
様々な病気で運ばれてくる患者達への対応に追われる看護婦さんが、私の前を横切る度に、胸が締め付けられました。
1342グラム。NICUで保育器の中で見た我が子のあまりにも小さな体つきを見て、生まれてきてくれた喜びと、それ以上に不安な気持ちがありました。
1か月で無事に退院。その後は子供専門の病院に通う事となりました。
そして、ある問題を改善すべく子供病院にしばらく入院。
今では元気な5歳になりました。
前置きが長くなりましたが、私は、子供病院で病に苦しむ子供たち、心配する親御さんの姿を多く見ました。非常に深刻なお子様もいたと思います。そんな親子にとって、診察までの長い待ち時間は、本当に苦しい時間です。
ですが、そんな不安な親子に一筋。ささやかではありますが、光を照らし心に安らぎを与えていたものがありました。
それが、絵です。近くの動物園でスケッチされた、無名の画家たちが描いた象に。虎に。フラミンゴに。元気になったら・・・そんな思い、希望があふれていました。
ギャラリーIYNには、キッズスペースと子供用トイレを設備しています。
世界の子供達が芸術の光に照らされる事を願っています。
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